［アロマのプロが教える］パイン精油の効能・使い方とおすすめブランド3選

2019.01.13精油

皆さん、こんにちは！アロマスタイリストの原裕美子です。今日はパイン精油の紹介をしたいと思います。パインと聞くと馴染みはありませんが、松といえばその姿が想像できるのではないでしょうか？実はあの年中青々としたツンツンの松の葉からも精油が採れてとてもパワフルな香りがするんです。精油通なら是非とも押さえておきたいパイン。それでは早速パイン精油を詳しく見ていきましょう！

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パイン精油の効能や使い方は？

パインの和名は「オウシュウアカマツ」と呼び、マツ科の植物です。常緑でその姿も香りもパワフルな木の為、昔から神聖でおめでたい木とされています。ギリシャ神話や童話に取り上げられる程歴史のある植物で、古代文明の時代から現代に至るまで植物療法として人々の健康のサポートに役立てられてきました。

パイン精油とは？

パインは北半球に多く分布し、抽出部位は主に針葉ですが若い小枝からも精油が抽出されます。学名の「pinus」はラテン語で「イカダ」という意味で、木が加工しやす性質を持ちイカダ作りの材料に活用されてきたことに由来します。昔から材木としてパインは活用され、精油として活用されるようになったのは昨今のことです。ただその芳香には肺炎や結核、気管支炎などの呼吸系のトラブルを改善するされ自然療法が盛んなドイツでは現在でも森林浴の一種、松葉浴が勧めらています。

パインスコッチの香りの特徴は？

パインは青々とした針葉樹の生命力の強さ、それは精神を鼓舞するかのような力強さや温もりのように感じられ、清々しく澄み切った香りが特徴的です。基本樹木系の香りは森林浴をしてるかのような山の清々しい空気を感じさせ、リラックスやリフレッシュへと心を導きます。そんな中でパインは主成分にαピネンをはじめとする森林の空気に多い成分であるピネン類を多く含みます。そのため森林浴感が他のどの樹木系の精油よりも強く感じられ、リフレッシュに向くという特徴があります。

パイン精油の基本情報

学名：「Pinus sylvestris」
科　名：マツ科
原産国：フランス、オーストラリア、スロベニア
抽出部位：針葉
抽出方法：水蒸気蒸留法（水蒸気で蒸すという最もポピュラーな方法）
ノート：ミドル
香りの系統：樹木系
成分一例：αピネン、βピネン、リモネン

パイン精油の効能

心への作用

清々しいフレッシュな針葉樹の香りは、頭をクリアにし集中力を高めてくれると言われリフレッシュにピッタリです。心労を感じる時にはエネルギーを補給して気力を養う反面、興奮など高ぶった神経の働きを鎮静化する作用もあります。このように心のバランスを調整し、精神を安定させくれるので鬱やストレス性の心身症のケア、ストレスに負けない心と身体作りにオススメです。

身体への作用

身体に対しては血行不良によるトラブルの改善に効果的です。身体を温め毛細血管を広げて血流を促す働きがある為、くすみや目の下の青いくま、冷え性、肩凝り、慢性疲労などの症状を和らげます。また抗菌＆殺菌作用、去痰作用があるとされ、花粉症、鼻炎や喘息、風邪で咳が出て痰が絡むなどの呼吸系のトラブル全般に役立ちます。

肌への作用

肌に対してはパインに含まれる「ブラックスプルース」という成分が優れた抗炎症作用を持つと言われます。その働きが強力な抗アレルギー作用のあるホルモンと似ているため副作用が少なく、アトピーや皮膚炎に対してステロイドに代わる薬の可能性があり近年注目されています。また殺菌＆抗菌効果があるためニキビや吹き出物の予防、お肌を清潔に保ち抗炎症作用で肌ダメージに素早くアプローチし回復させる働きがあります。

パイン精油の使い方

アロマバス

アロマバスは存分に精油を堪能できる使い方になります。お風呂に天然塩と精油を一緒に入れるアロマバスは精油成分を立ち上がる蒸気と一緒に芳香浴で取り入れながら、同時に皮膚から精油成分を吸収しリフレッシュとボディケアが同時に行うことができます。浴槽いっぱいのお湯に対して精油は1~5敵以内で調整してください。

手作りコスメに１滴

パイン精油はスキンケア、ボディケアに適した精油になります。マッサージオイルなどに精油を取り込むことで血行促進が期待できます。冷え性や浮腫対策、また筋肉に溜まった発痛物質や疲労物質を流してコリや痛みの症状を改善に役立ちます。そして化粧水など基礎化粧品に取り入れてケアすることで治りにくい皮膚トラブルの改善に役立ちます。