［アロマのプロが教える］ジンジャー精油の効能・使い方とおすすめブランド3選

ジンジャー精油の効能や使い方は？

ジンジャーは和名が生姜です。日本では温め作用がある食べ物として有名な食材です。 アジア圏では古くからその薬効の高さとスパイシーな風味が注目され、リキュール、スパイス、感染症や消化不良の薬として人々の生活に役立てられてきました。 精油においてもジンジャー特有の成分が消化器の不調改善や加温作用などを持ち、柑橘、花、樹木の精油が持つ成分を少量づつ多数含む為 他の精油との相乗効果が期待できる精油です。

ジンジャー精油とは？

ジンジャーは熱帯気候で育つ多年草の植物になり、インドのアーユルヴェーダ、中国の漢方や薬膳などで古来からととても重宝されました。 アーユルヴェーダでジンジャーは「偉大な薬」「万病の薬」と呼び、消化器、呼吸器、心臓病、関節炎など様々な不調に効くとされ、 ジンジャーの学名「Zingiber」はインドのジンギ地方でお腹の調子を整える為にお茶として飲む習慣があることから由来します。 香りを楽しむことは勿論、その薬効を健康に役立てることを目的に使用する精油と言えるでしょう。

ジンジャーの香りの特徴は？

ジンジャー精油は食用とは香りが異なり精油は甘みが強く、生姜飴や生姜の甘酢漬けに似た風味を感じる香りです。 香りはブレンドの際にメインの香りとして使うような華々しい印象はありませんが、温かみとスパイシーさがある香りはブレンドのアクセントになります。 産地によって香りに違いがあり、インドやオーストラリア産は強いレモンの香りと鼻を抜けるような辛味があり、日本や中国産は先のに比べてレモンの香りがマイルドです。アフリカ産は土っぽさと脂っぽい甘さがあり香りが強めです。

ジンジャー精油の基本情報

• 学名：「Zingiber officinale」
• 科　名：ショウガ科
• 原産国：マダガスカル、中国、インド、アフリカ
• 抽出部位：根茎
• 抽出方法：水蒸気蒸留法（水蒸気で蒸すという最もポピュラーな方法）
• ノート：ミドル
• 香りの系統：系
• 成分一例：ジンジベレン、カンフェン、リモネン

ジンジャー精油の効能

心への作用

ジンジャー精油は心身を温める作用があると言われていてます。 過労やショック、深い悲しみの感情で無気力や無感情のように心が停滞してしまった時に、凍てついた心を溶かすように ゆっくりと心を解して本来の正常な精神状態に戻すなどして心を元気づけてくれます。 またジンジャーのスパイシーな香りは脳を活性化させ、集中力や気力を高めます。

身体への作用

身体に対してはジンジャーの温め効果で血行を促す働きがあったり、患部をは温めることで筋肉を緩めて痛みを和らげるなどの働きがあります。 その為血行不良から来る不調、冷え性、むくみ、生理痛、肩コリ、慢性疲労といった症状に効果的です。 またジンジャーが持つ独特の成分「ジンベレン」は胃腸の調子を整える働きがある為、消化液の分泌を促し胃腸の動きを良くすることで消化不良や便秘、食欲不振などの症状を改善します。その他にも咳や鼻水といった風邪の初期症状のような不調を緩和してくれます。

肌への作用

肌には皮膚を温めて血流を良くすることで、くすみ肌やターンオーバーの乱れといった血流の不調からくる肌トラブルを改善します。 抗菌力もあるので、雑菌が原因のニキビや吹き出物の予防＆改善にも効果的でしょう。 頭皮の血流が悪く、頭皮が固くなることが原因で起こる抜け毛対策にも効果的に働きます。

ジンジャー精油の使い方

アロマバス

アロマバスは存分に精油を堪能できる使い方になります。 お風呂に天然塩とジンジャー精油を一緒に入れるアロマバスは精油成分を立ち上がる蒸気と一緒に芳香浴で取り入れながら、 同時に皮膚から精油成分を吸収しリラックスと美肌ケアが同時に行うことができます。 浴槽いっぱいのお湯に対して精油は1~5敵以内で調整してください。

手作りコスメに１滴

ジンジャー精油は頭皮ケア、ボディケアに適した精油になります。 マッサージオイルなどに精油を取り込むことでジンジャーの温め作用や血行促進作用＆鎮痛作用の働きにより、 冷え性や浮腫、また筋肉に溜まった発痛物質や疲労物質を流してコリや痛みの症状を改善に役立ちます。 また頭皮トニックに使うことで、頭皮の毛細血管まで隅々に酸素と栄養を行き渡らせ健康な地肌を育てフケ、抜け毛の予防に効果的に働きます。

手浴、足浴に１滴

ジンジャー精油の加温＆血行促進効果は末端冷え性に効果的に働きます。 手先＆足先の血流が悪くなり冷えてる時は心身ともに巡りが悪くなり、閉塞的な気持ちになりやすいです。 部分浴は身体の末端の毛細血管の血流を改善して末端を温めることで芯部も温まり、冷えからくる不調を手軽に改善してくれます。 やり方は風呂桶に４３℃程の少し熱めのお湯を用意して、１，２滴精油をいれて５〜１０分手や足をつけて温めます。

ジンジャー精油使用上の注意＆禁忌

高濃度、多量使用は気持ち悪くなったり、皮膚刺激があるのでやめましょう。 敏感肌の人は注意が必要です。 妊娠初期の使用は避け、中期以降も体調を見ながら芳香浴のみ可能です。

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おわりに

ジンジャー精油オススメ3選いかがでしたでしょうか？ジンジャー精油の魅力皆さんに十分に伝わりましたでしょうか？ ジンジャーは食べても美味しく、香りでも健康をサポートする優秀な植物ですのでぜひ皆さんの快適なアロマライフに精油やハーブなど様々な形で取り込んでみてくださいね。 さて次回はパイン精油を紹介します。