［アロマのプロが教える］ラベンダー精油の効能・使い方とおすすめブランド5選

2018.08.10精油

こんにちは！アロマスタイリストの原裕美子です。アロマテラピーと聞いて皆さんはどんな精油を思い浮かべるでしょう？ローズマリーにレモン、ティーツリーと様々な精油がありますね。そんな中でもラベンダー精油がよく皆さん連想されるのではないでしょうか？今回はアロマテラピーの代名詞とも言える精油、ラベンダーについて詳しく見ていきましょう！

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ラベンダー精油の効能や使い方は？

ラベンダー精油は別名「レスキューアロマ」とも呼ばれ、心に身体に肌に多方面でその効果が活用され、子供から大人まで安心して使える特徴をもつ数少ない精油です。その優しくスッキリした香りは老若男女問わず世界中で愛され、アロマテラピーが生まれるきっかけとなった精油でもあります。

ラベンダー精油とは？

ラベンダー精油は学名が「Lavandula angustifolia」と言いラテン語で「洗う」を意味する「Labo」に由来し、その名の通り心身を浄化する働きが古くから活用されきました。古代ローマ時代には傷ついた兵士の手当にラベンダーを浮かべた湯船に浸かることで傷と疲れを癒し、ルネ・モーリス・ガットフォセという化学者が研究中に火傷を負い、ラベンダー精油で傷口を手当し綺麗に治ったことがきっかけとなり精油の薬理作用が研究されアロマテラピーが生まれました。

ラベンダーの香りの特徴は？

ラベンダーの香りはフローラル調の甘みと爽やかさがあり、全体としてパウダリーな甘さを持つハーバルな香りが印象的です。このフローラルな香りはラベンダーが主要成分に酢酸リナリル＆Lリナロールという成分を含み、これらの成分はリラックスにとても効果的です。ラベンダーは主要成分以外に少量づつ３００種類を超える芳香物質を含む為、用途が広く万能に使うこと出来ます。ラベンダーは水はけの良い痩せた土地で育つ植物で、標高が高い土地で育つもの程フローラル調の香りが強くなる傾向にあります。また野生のラベンダーは株も花も小さいですが香りはとても力強くなります。

ラベンダー精油の基本情報

学名：「Lavandula angustifolia」または「Lavandula officinalis」
科　名：シソ科
原産国：フランス・ブルガリア・オーストラリア（タスマニア）
抽出部位：花穂
抽出方法：水蒸気蒸留法（水蒸気で蒸すという最もポピュラーな方法）
ノート：ミドル
香りの系統：フローラル系
成分一例：酢酸リナリル・リナロール・ラバンジュロール

ラベンダー精油の効能

心への作用

ラベンダー精油は「鎮痛＆鎮静」を得意とする精油です。その香りは中枢神経に働きかけ緊張や不安、心配などのストレスで高ぶった神経を鎮静するため落ち着かない心に安らぎをもたらし精神的疲労を回復させます。

身体への作用

身体には鎮痛作用により頭痛や生理痛、筋肉痛等の痛みを和らげる働きが期待できます。また自律神経のバランスを整えてくれる働きがあるので免疫力を高めたり、ホルモンバランスの乱れからくる肌荒れ、生理不順等の身体の不調を改善する働きが期待できます。

肌への作用

肌には抗菌、抗炎症作用の働きにより雑菌が原因のニキビや肌荒れを予防し、荒れた肌にはその炎症を沈めます。また傷跡を綺麗に治す働きによって肌を美しく再生する働きが期待できます。肌細胞を活性化させる働きがあるため肌のターンオーバー活性化することで肌トラブルを改善し、美白、シミ・ソバカスの改善に役立つと言われています。

ラベンダー精油の使い方

アロマバス

アロマバスは存分にラベンダー精油を堪能できる使い方になります。お風呂に天然塩とラベンダー精油を一緒に入れるアロマバスは精油成分を立ち上がる蒸気と一緒に芳香浴で取り入れながら、同時に皮膚から精油成分を吸収しリラックスと美肌ケアが同時に行うことができます。浴槽いっぱいのお湯に対して精油は1~5敵以内で調整してください。

手作りコスメに１滴

ラベンダー精油はスキンケア、ボディケアに適した精油になります。マッサージオイルにラベンダー精油を取り込むことで筋肉のコリや胃痛、月経痛など身体に痛みを感じる箇所は痛みが和らぎます。化粧水など基礎化粧品に取り込むことで肌のターンオーバーを活性化しシミやくすみ、肌のごわつきを改善してくれる働きもあります。またニキビや火傷等で肌ダメージがある時にはその箇所を清潔に保ち、肌細胞を活性化して傷跡を綺麗に治そうとする働きも期待できます。

アロマストーンで芳香浴

ラベンダー精油をアロマストーンに２，３滴落として香りを楽しみましょう。アロマストーンは火を使わないので就寝時も安心して使えることが利点です。ラベンダーはリラックスを得意とする芳香物質が主成分になります。その香りを嗅ぎ呼吸器から体内に取り入れると自律神経のバランスが整い、セロトニンまたの名を「幸せホルモン」の分泌が促され心安らかな眠りや穏やかな心が育まれます。